ワーファリンとバファリンの違いを教えてください。
治療内容が異なるのでしょうか。
バファリンは病院でもらうもので、名前がバファリン81mg錠でしょうか?
バファリン81mg
血小板にあるシクロオキシゲナーゼ(COX)を不可逆的に阻害する。
結果、血小板が集まるのを防ぎ、血栓ができるのを防ぐ。
この場合、バファリンの主成分であるアスピリンは一般的に痛み止めに使うよりも少ない量である。
バファリン81mgの量では、血管壁にある(COX)は阻害しないので、血栓ができるのを防ぐために
働くプロスタサイクリンは阻害しません。(バファリン330mgをこの用途で使っても、プロスタサイクリン
も阻害するので血栓ができるのを防げません。むしろ血栓ができてしまいます)
ワーファリン
肝臓でプロトロンビン及び血液凝固因子(第7,9,10)の合成を阻止する。これらの合成にはビタミンKが不可欠であるが、ビタミンKと競合して合成を阻止する。血小板には作用しない。
肝臓で作用するため、色々な薬と相互作用を示す。
どちらも血栓ができることによって起こる病気の治療と予防に使われます。
作用する部位が違うだけですが、何が原因で血栓ができているのか、一緒に飲んでいる薬、体質、病気の状態によって選ぶ薬が変わってきます。
簡単に言えば、ワーファリンは、血液を固まりにくくする薬で、バファリンは、解熱鎮痛剤といわれているもので、プラスこの薬にも血液を固まりにくくする作用があります。
心筋梗塞や脳梗塞など血栓を作らせないように予防するために用いられています。
血液を固まりにくくする方法が、それぞれ違いワーファリンは、肝臓に作用しバファリンは血小板に作用するんです。
その患者さんの状態に合わせて、薬は選択されます。PTという止血機能の検査結果や、肝臓の血液検査結果その他血液検査の結果、現在内服している薬との相互作用などを考慮し薬を選択していくのです。
ワーファリンは正式名称をワルファリンカリウムという抗血栓剤です。つまり血液が固まったり、血栓ができるのを抑える薬です。ちなみにワーファリンはエーザイという製薬会社の商品名です。
バファリンは非ステロイド系抗炎症剤で頭痛、腰痛、かぜの解熱、鎮痛などに使います。
要するに2つの薬はまったく別の作用をします。なおワーファリンについては病院等の処方箋がないと買えません。
バファリンは鎮痛・解熱剤。ワーファリンは心臓病、脳疾患などがある人に対する坑血液凝固剤。血管の中で血液が固まらないようにするための薬。血栓症が心臓の冠状動脈血管(冠動脈)で起きると「心筋梗塞」、頭の中で起きると「脳梗塞」です。
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